高度異形成 体験談 -

【高度異形成体験談07】CIN-1(軽度異形成)からCIN-2(中等度異形成)への進行した速度

目次

  1. 8月、細胞診検査(スメア)の結果、CIN-2(中等度異形成)に進行
  2. 半年で『CIN-2(中等度異形成)』まで進んでしまうなんて・・・
  3. 軽度異形成(CIN-1)から中等度異形成(CIN-2)への進行速度

8月、細胞診検査(スメア)の結果、CIN-2(中等度異形成)に進行

[7]CIN-1(軽度異形成)からCIN-2(中等度異形成)への進行した速度

8月お盆前に再び細胞診検査(スメア)の検査をし、8月25日頃に検査結果を聞きに病院へ行きました。

『CIN-1(軽度異形成)』が消えていたら良いなぁと思っていたら、、、まさかの『CIN-2(中等度異形成)』に進行していました。たった半年で『CIN-2(中等度異形成)』?

ミヅキ:「え、、、進行しているんですか?」
先生:「そうですね。今回の検査結果では『CIN-2(中等度異形成)』となっています。ここからまた『CIN-1(軽度異形成)』に戻ったり陰性になったりすることもありますが、『CIN-3(高度異形成)』に進むこともあるのでここからは今まで以上に注意深く経過観察する必要があります。」
ミヅキ:「数年がかりで進行していく病気と聞いていましたが、半年前に『CIN-1(軽度異形成)』が見つかったばかりなのに、こんなに早く『CIN-2(中等度異形成)』になることってあるんですか?もしかして癌になり始めてるんですか?今の段階でもまだ手術しなくて大丈夫なんですか?」

数年越しで進行していく病気だと聞いて気長に考えていたのに、たった数ヶ月で『CIN-1(軽度異形成)』から『CIN-2(中等度異形成)』に進行していたという事実に驚き、矢継ぎ早に先生に質問をしてしまいました。


半年で『CIN-2(中等度異形成)』まで進んでしまうなんて・・・

先生:「そうですね。個人差がありますが今回のように数ヶ月で『CIN-1(軽度異形成)』から『CIN-2(中等度異形成)』に進行することもあります。それを見落とさないために3ヶ月おきに検査をしています。ちゃんと見つけられているので大丈夫ですよ。」
ミヅキ:「・・・はい。・・・」
先生:「今すぐにすぐどうかなるということでは無いので安心してください。まずは今回の検査結果をより詳しく判断するために少し大きい細胞をとって検査をしましょう。その結果を見て手術など今後の方針を相談しましょう。」

手術???もうそんなところまで進行してしまっているの???ちょっと頭が追いつかない。

『CIN-1(軽度異形成)』が出てもほとんどの人が自己免疫で陰性になっていくとのことだったので、私もそのうち陰性になるだろうなぁと軽く考えていたのに、まさか『CIN-2(中等度異形成)』に進行していたとは…。

もしも進行していく場合でも5年10年という長いスパンで数年がかりで進行していくので殆どの場合すぐにすぐ心配は無いですよと数ヶ月前に聞いたばかりなのに、まさか自分がこんなに早く『CIN-2(中等度異形成)』になるとはこれっぽっちも想像していませんでした…めちゃめちゃショックで言葉が出ません。。。


軽度異形成(CIN-1)から中等度異形成(CIN-2)への進行速度

[7]CIN-1(軽度異形成)からCIN-2(中等度異形成)への進行した速度

軽度異形成(CIN-1)から中等度異形成(CIN-2)への進行速度は、5年から10年ほどかけてゆっくりと進行していくのが一変的ですが、まれに私のように半年もかからず数カ月で進行していく場合もあります。

また、CIN-1(軽度異形成)からCIN-2(中等度異形成)に進行する人は1割~2割の人で、その場合でもほぼほとんどの人が自分の自己免疫で消滅していくのですが、その内2割程度の人がCIN-2、CIN-3と進行していきます。私のようにHPVの型番がハイリスクなタイプの型番の人は進行していく確率が高いので要注意です(私は58型です)。

CIN-1からCIN-2に進行するまでの期間
CIN-1(軽度異形成)からCIN-2(中等度異形成)に進行するまでの期間は個人差が有り5~10年と、数年がかりで進行する人も居ますが私の場合はかなりハイスピードで進行しました。

私は毎年人間ドックで子宮頸がん検診を受けていましたが、以下のようなスピードで進みました。
※ 2020年の人間ドックが延期になり2020年の分を2021年1月に受けました。
  • 2021年1月の人間ドック…「異常なし」
  • 2021年12月の人間ドック…「異型細胞が認められるため要精密検査」
  • その後半年でCIN-1(軽度異形成)からCIN-2(中等度異形成)まで進行
  • 前回の検査からまだ1年経ってないから今年はもういいかな?…と、もしも半年前に子宮がん検診を受けていなかったら・・・私の病状はさらに進んで子宮頸がんまで進行してしまっていたかもしれません。考えただけでも恐ろしいです。年に一度は必ず子宮頸がん検診を受けることの大切さをひしひしと感じました。

    ※2020年は新型コロナ流行のせいで人間ドックの予約が延期に次ぐ延期になり、ようやく2021年の1月に受けることができたため2021年は2回人間ドックを受けています。

    子宮頸がんの初期は自覚症状が全く無いため、自分で気付くことができません。私も自分がまさか子宮頸がんの前がん状態になっているなんてこれぽっちも思っていなかったし、自覚症状も全くありませんでした。むしろ同年代の人と比べて元気な部類だったと思います。

    今、この記事を読んでいる人でまだ子宮頸がん検診を受けていない人や、検診は受けたことはあるけれど、年に一度の検査をしていない人は面倒くさくても絶対に年に一度は子宮頸がん検診に行ってください。

    子宮頸がんは早期発見であればあるほど生存率は高まり、90%や80%ほどが完治します。一般的には進行速度が遅いため、2年で一度でいいといわれることもありますが、私のようなケースもあります。私はずっと毎年子宮頸がん検診を受けていましたが、今回発覚するまでは全く何の異常も見つかっていませんでした。異常が発見できるまでの間、水面下で少しずつ進行していたのだと思います。

    子宮頸がんは自分の行動(毎年の検査)で早期発見できるガンです。自治体の検査でいいので1年に一度は必ず子宮頸がん検診を受けて欲しいと思います。

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