痩せたいダイエット - 2024年4月27日

ヴィトンやグッチは痩せすぎのモデルはNG。美の基準が変わった！【キレイに見える体重】

痩せすぎのモデルは使わない

数年前、ケリンググループやLVMH（モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン）グループなど、高級ブランドを率いる企業が、「ファッションショーで過度に痩せたモデルを起用しない」という声明を出したことが報じられました。

世界的なモデルたちが、高級ブランドの服を身にまとい、優雅にウォーキングする様子は、見る者の心を捉えて離しません。彼女たちの姿が美の象徴であるかのように錯覚してしまうこともあります。

実際、そのような細身でしなやかな体型に憧れ、彼女たちのように美しく見えたいと思う人は多いでしょう。しかし、そのような体型を維持するためには、極端な食事制限や過度なダイエットが必要であり、その結果、拒食症になってしまうケースも少なくないのも事実です。

若者に与える健康への影響も大きく、ヨーロッパではかなり以前から「痩せすぎモデル」が問題視されてきました。

フランスでは、2017年5月に、極端に痩せたモデルの活動を制限する法案が施行され、ヴィトンやグッチが痩せすぎモデルを使わないという声明を出したのも、この流れを受けたものだと考えられます。

ファッション界をけん引する世界的なハイブランドのヴィトンやグッチが、「痩せすぎのモデルはNG」という指針を示したことで、他のブランドも追随し、極端に痩せすぎたモデルを目にする機会がどんどん減ってきていると感じます。

以前は「痩せていることが美しい」という美の基準でしたが、最近では「程よく筋肉をつけた健康的な体」が美の基準になってきたということです。

確かに最近は筋肉のある鍛えたモデルの写真もよく目にします。

先日、目標体重を調べた際に、私の身長159cmの場合、モデル体重は43kgという結果が出ました。この43kgという体重は、「ただ痩せているだけで、もはや美しくはない」ということを示しています。

私はどんなに頑張っても43kgは未知の領域だと思っていたので、はじめから目指すことはありませんが、到底無理だと思っていたその部分が否定されているというのはちょっと嬉しいです（笑）。

でもただ漠然と【極端に痩せている】と言われてもどのくらいが痩せすぎなのか、イマイチわからないので、世界基準はどうなっているのか調べてみました。

世界保健機関（WHO）のガイドラインでは以下のようになっています。

フランスのモデルたちは、WHOが定めた標準体重の基準（BMIが18.5以上25未満）に基づいて、自身のBMIが健康的な範囲内に収まっていることを診断書によって証明する必要があるので、BMI18.5～20の範囲をキープするように体作りをしています。

それをもとに考えると、一般の人も自分の体作りをする際にはBMI19～20程度を目標にすることがおすすめということになります。

身長159cmの場合は、BMI19の時は48kg、BMI20の時は50.6kgになります。50kg前後を目標にするとかなりいいボディが手に入るということになります。（私の場合、今から10kg痩せないといけないわけですが・汗）

身長別のBMIについては下の記事を参考にしてください。

ちなみに、私の現在のデータは身長159cmで体重は59.5kgで、BMIは23.5です。この数値は日本肥満学会の分類では普通体重であり、WHOの基準値でも標準とされています。

ただ、この標準範囲は広いです。身長159cmの場合、46.8kg～63.2kgまでが標準とされていますが、現在の59.5kgではお腹周りには相当お肉があるし、背中にもかなり肉が付いています。

更に60kgを超えると美の基準からはかなり離れてしまい、鏡を見るたびガッカリし、なんとかダイエットしたいと思うような体型になります。

日々明るく前向きに暮らしたいなら、精神衛生上、自分が鏡を見て元気が出るような体を目指すのが良いでしょう。数値的には48kg～50kg程度が適正な体重と考えられるので、やはりBMI19～20程度を目標にするのがおすすめです。

56歳の私にとって、今から10kg痩せるのはかなり遠い数字にはなりますが、まずは3kg痩せるのを目標に、そしてそれができたら5kg、7kg…と少しずつ目標をずらしながらアラ還ダイエットを頑張りたいと思います！