高度異形成 体験談 -

【高度異形成体験談09】CIN-2(中等度異形成)で受ける検査について[子宮頸がん検診]

目次

  1. 「細胞診検査(スメア検査)」について
  2. 「コルポスコピー(コルポスコープ)検査」と「狙い組織診」
  3. 拭いきれない不安に押しつぶされそう・・・

「細胞診検査(スメア検査)」について

[9]CIN-2(中等度異形成)で受ける検査について[子宮頸がん検診]

今回は、CIN-2(中等度異形成)の判明前後に受ける検査について体験談を書きたいと思います。まずは「細胞診検査(スメア検査)」から。

「細胞診検査(スメア検査)」は、子宮頸がん検査のときにも受けますが、その後、軽度異形成(CIN-1)から高度異形成(CIN-3)までの間にも何度も受けることになる検査です。

CIN-2(中等度異形成)で行われる検査:1
細胞診検査(スメア検査)
子宮頚部をへらや綿棒のようなもので擦り、子宮頸部の細胞をスライドガラスに塗り付け、顕微鏡で異常細胞の有無を調べる検査 ※『CIN-1(軽度異形成)』とか『CIN-2(中度異形成)』などという「高度異形成」の進行度がわかる検査で、人間ドックや子宮頸がん検診の検査もほぼ「細胞診検査(スメア検査)」で行われている。
  • 検査費用:保険診療で2,800円ほど
  • 痛み:膣壁の細胞をブラシでこすり取るので、一瞬ビクッとするような痛みがあり出血もあります。個人差はあると思いますが、私的には我慢出来ないほどの痛さではなかったです。
  • 準備するもの:ナプキン(検査後に少量出血するため)

この「スメア検査」は子宮頸部の一部の細胞をこすり取っているだけなので、もしも他の部分で進行していた場合に見落としてしまう可能性があり、場所によってはもしかしたらもっと進んで『CIN-3(高度異形成)』や『子宮頸がん』になっている部分があるかもしれません。

そういう見落としを無くするために『CIN-2(中度異形成)』になった場合はそれをはっきりさせるため別の検査が必要になります。


「コルポスコピー(コルポスコープ)検査」と「狙い組織診」

[9]CIN-2(中等度異形成)で受ける検査について[子宮頸がん検診]

『CIN-2(中等度異形成)』という状態をより詳しく判断するために「コルポスコピー(コルポスコープ)検査」「狙い組織診」を行うことになりました。「コルポスコピー(コルポスコープ)検査」と「狙い組織診」は同時に行われます。

CIN-2(中等度異形成)で行われる検査:2
コルポスコピー(コルポスコープ)検査
膣壁に酢酸を塗布すると病変している部分が白くなるので、その白くなった病変部分の怪しそうなところを「コルポスコピー」という専用の拡大鏡で病変を観察する検査。検査時間は10-15分ほど。
  • 痛み:酢酸を散布したとき少し染みる感じがするけれど普通に我慢できる程度。
CIN-2(中等度異形成)で行われる検査:3
狙い組織診
「コルポスコピー(コルポスコープ)検査」で見つかった怪しそうな部分の細胞をブチッと取り、その細胞を検査することでより詳しく今の状況を判別することができる検査。検査時間は5分ほど。
  • 検査費用:保険診療で6,500円ほど
  • 痛み:少し大きめに組織を取るのでビクッとするような痛さがあり、出血もあります。個人差はあると思いますが、私の場合は大きく深呼吸しつつ我慢できるくらいの痛さでした。
  • 準備するもの:ナプキン(検査後に少量出血するため)

「細胞の一部をつまみ取るので少し痛みがあると思いますけど、もし気分が悪くなったりしたら言ってくださいね。」と先生が言っていたので、この検査の途中で具合が悪くなる人も居るようです。

私はたった半年という短期間で『CIN-2(中度異形成)』になってしまったという、病気の進行度のほうが心配で「この検査でちゃんと調べてもらうんだ!」という気持ちのほうが大きく、耐えられないほどの痛さではなかったです。

細胞を摘み取る時はビクッとするような痛みはありましたが、大きく深呼吸しながら我慢することができました。結構長い時間じっくりと観察しながら組織を取ってくれていたように感じます。

普段外気に触れていない体の内側部分の細胞をブチッと取ると言われると「どんなに痛いんだろう…」と不安に思うかもしれませんが、大声が出るような痛さほどでは無く、我慢できる痛さです。なので、そこまで不安に思わなくても大丈夫です。ただ検査後しばらく出血していました。

検査のあと看護師さんが「ナプキンはありますか?」と聞いてくれました。持っていなければ病院でもナプキンをもらうことはできるかもしれませんが、「子宮頸がん」に関する検査に行く場合は常にナプキンを持って行くようにしましょう。


拭いきれない不安に押しつぶされそう・・・

[9]CIN-2(中等度異形成)で受ける検査について[子宮頸がん検診]

今までは「他の大多数の人が自然回復するように、きっと私もそのうち陰性になるだろう」と軽く考えていましたが、今回の『CIN-2(中度異形成)』の結果を聞いて「今後はもしかしたら子宮頸がんまで進行していってしまうかもしれない」という何とも言えない不安感で押しつぶされそうです。

私の体は、今後どうなってしまうんだろう。。。